FP(ファイナンシャルプランナー)を目指す人が最初に目標にする資格がFP2級とAFPです。
AFPの認定を受けるには日本FP協会の認定教育機関による研修を修了することが必須で、このAFP認定研修には基本課程と技能士課程の2種類あります。
- 基本課程: FP知識全般を体系的に学ぶことができる。独学ではなくFP知識の基本部分から丁寧に学びたい人向け
- 技能士課程: 研修受講の前提となるFP2級の取得までは独学が必要。費用を安く抑えたい人向け
すでにFP2級まで合格していてAFP認定を考えている人は、受講料が安く期間も最短の技能士課程の研修を受けましょう。
技能士課程のAFP認定研修を提供している認定教育機関は10社ありますが、比較した結果、アーティスが最もおすすめです。
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AFP認定研修を検討している人はぜひ最後までお読みください。
AFP認定研修 FP2級に合格済みなら技能士課程がおすすめ
日本FP協会によるとAFP資格登録要件は次の2つを両方とも満たすことです。
内容としては、FP2級までの知識に加えてAFP認定研修で学ぶ「提案書」の作成スキルを身に着けていることです。
提案書とは?
提案書とは、相談者の相談内容(希望)や経済状況、家族イベントなどをもとに、相談者の今後のお金の運用全般についての提案をするドキュメントです。
具体的には提案書本文とキャッシュフロー表を作成することになります。
提案書本文は現状を分析した上での問題点・課題や、改善策、その他のアドバイスなどを記述します。
キャッシュフロー表は相談者の経済状況、家族イベントなどをもとに将来にわたっての収入、支出、貯蓄などを見通した表です。
今後も現状の収入や支出の見通しのままで過ごした場合と、提案書本文で記載した改善策を適用した場合の2種類のキャッシュフロー表を作成します。
AFP認定研修は「基本課程」と「技能士課程」の2種類
AFP認定研修には「基本課程」と「技能士課程」の2種類あります。
両方のAFP認定研修とAFP認定までの流れを図にすると下のようになります。
基本課程 | |
---|---|
対象 | ・初めてFPについて学ぶ人 ・FPを体系的に学びたい人 ・FP2級を持っていない人 ・FP2級の受検資格が無い人 |
学べること | ・FP2級までの知識 ・「提案書」作成スキル |
得られるもの | ・FP2級受検資格 ・「提案書」作成スキル |
特長 | ・FP知識全般を体系的に学べる ・FP2級受検資格の取得を含め たトータルの費用は 技能士課程よりも安いことも |
学習期間 | 6ヶ月程度 |
AFP認定までの流れ | AFP認定研修「基本課程」を 受講・修了 ↓ FP2級を受検・合格 (FP3級は受検不要) ↓ AFPに認定 |
技能士課程 | |
---|---|
対象 | すでにFP2級を持ってる人 |
学べること | 「提案書」作成スキル |
得られるもの | 「提案書」作成スキル |
特長 | ・研修受講の前提となるFP2級 の取得までは独学が必要 ・研修単体の受講料は基本課程 より安い |
学習期間 | 2ヶ月程度 |
AFP認定までの流れ | FP3級を受検・合格 ↓ FP2級を受検・合格 ↓ AFP認定研修「技能士課程」を 受講・修了 ↓ AFPに認定 |
整理すると以下のようになります。
基本課程 | ・FP2級までの知識と「提案書」作成スキルを学べる ・研修を修了すればFP2級の受験資格が得られる ・FP2級に合格すればAFPに認定される ・受講料:22,000円~198,000円 |
技能士課程 | ・「提案書」作成スキルを学べる ・FP2級かFP1級に合格していること受講できる ・研修を修了すればAFPに認定される ・受講料:8,800円~25,000円 |
上で述べたようにAFP資格の取得までには2種類の進め方があります。
どちらのコースを選ぶかは本人次第で、どちらを選んでも問題ありません。
しかし、すでにFP2級に合格している人や合格を目指している人におすすめのAFP認定研修は「技能士課程」です。
この記事では「技能士課程」のAFP認定研修について、おすすめの講座を紹介します。
「基本課程」のAFP認定研修については別記事で紹介していますので、そちらをご参照ください。
⇒ AFP認定研修おすすめは?トータルで費用が安いのは基本課程
AFP認定研修「技能士課程」選ぶポイント! 10社の受講料を比較
AFP認定研修「技能士課程」を提供している教育機関は10社ありますが、すべて日本FP協会の認定教育機関のため講座内容は一定の品質レベルが保証されています。
ただAFP認定研修「技能士課程」のメインである「提案書作成」の教材や、講座の受講料については千差万別ですので比較してランキングにしてみました。
選ぶポイントは冊子版の提案書テキストと動画説明です。
提案書作成は冊子版のテキストや動画説明の有無をチェック
技能士課程の研修のメイン作業「提案書作成」は、提案書テキストを参照しながらネットで関連情報を調べながら提案書本文やキャッシュフロー表を作っていく作業です。
とくに提案書テキストは、提案書課題、作成手引き、参考資料(早見表など)など、それぞれの記載ページを行ったり来たりして参照する必要があります。
提案書本文やキャッシュフロー表に加えてpdf版の提案書テキストを全部をPCの1つのディスプレイ上に表示させながら作業していたら、画面(ウインドウ)切り替えがかなり頻繁に発生し、かなり煩雑で効率の悪い作業になります。
その点、冊子版の提案書テキストが付いてくる講座であれば、提案書テキストは手元に置いてあちこち参照しながら、PC画面上で提案書本文やキャッシュフロー表を作成できるので、とても楽に効率的に進めることができます。
また、いくら詳しいテキストであっても初めてチャレンジする提案書作成ですから分からない点もでてきます。
提案書作成の動画説明があると具体的に手順を確認しながら進めることができます。
同じような受講料であれば、冊子版の提案書テキストと動画説明が付いてる講座がおすすめです。
AFP認定研修「技能士課程」 10社を提案書教材と受講料でランキング!
AFP認定研修「技能士課程」の通信講座を提供する10社のうち、冊子版の提案書テキストと動画説明が付いてる講座を提供しているのは5社でした。
この条件に合う各社の講座の中で最も低価格の講座でランキングにしました。
なお表の中の各項目の意味は次の通りです。
- FP冊子: 冊子版のFPテキスト(FP2級まで)
- 提案書冊子: 冊子版の提案書テキスト
- 提案書動画: 提案書作成の動画説明
ランキ ング | 教育機関 / 講座 | FP 冊子 | 提案書 冊子 | 提案書 動画 | 受講料 (税込) |
---|---|---|---|---|---|
1 | TAC ・AFP認定研修(技能士課程) Web ・AFP認定研修(技能士課程) Web+冊子 | × ○ | ○ ○ | ○ ○ | 8,800円 15,000円 |
2 | アーティス(資格対策ドットコム) ・AFP認定研修(技能士課程) ・AFP認定研修(技能士課程) 冊子版学習テキスト付 | × ○ | ○ ○ | ○ ○ | 13,420円 15,400円 |
3 | 東京リーガルマインド LEC ・AFP認定研修 通信Web ・AFP認定研修 通信Web・教材発送 ・AFP認定研修 通信DVD | × ○ ○ | × ○ ○ | × ○ DVD | 11,000円 15,400円 23,100円 |
4 | FPK研修センター ・AFP認定研修 特修フルWEBコース ・AFP認定研修 特修WEBコース ・AFP認定研修 特修コース | × × ○ | × ○ ○ | × DVD DVD | 8,800円 16,100円 24,300円 |
5 | 大原学園 ・AFP登録コース | ○ | ○ | ○ | 20,300円 |
上の5社以外の5社の受講料は以下の通りです。
教育機関 / 講座 | FP 冊子 | 提案書 冊子 | 提案書 動画 | 受講料 (税込) |
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神奈川県ファイナンシャルプランナーズ 協同組合 ・AFP認定研修通信講座 | × | × | × | 9,900円 |
日本投資環境研究所 ・eラーニング版 AFP認定研修講座 ・通信講座 AFP認定研修講座 | × ○ | × ○ | × × | 10,450円 12,650円 |
近代セールス社 ・AFP会員登録資格取得コース | ○ | ○ | × | 23,100円 |
山田コンサルティンググループ ・AFP認定研修【技能士課程】 ブリッジコース | ○ | × | ○ | 24,200円 |
一般財団法人 ゆうちょ財団 ・AFP特修講座 | ○ | ○ | DVD | 25,000円 |
AFP認定研修「技能士課程」おすすめはアーティス(資格対策ドットコム)
ランキングで示しましたように、受講料で比較するとTACが最安です。
なので、TACと私がおすすめする(おすすめ理由は後述)アーティス(資格対策ドットコム)の講座を比較してみました。
TAC | |
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講座名 | AFP認定研修講座(技能士課程) Web版 |
教材: FP基礎~FP2級 | ・FP総論(pdf) ・学習補助テキスト(pdf) |
教材: AFP認定 | ・提案書課題/提案書作り方ガイド(冊子) ・提案書(提出用)(冊子) ・「提案書作成講義」Web動画 |
提案書の提出 | 教材「提案書(提出用)」(冊子で30ページほど)に 提案内容を手書きで記入またはPCで自作して郵送 |
サポート | ・メール質問 (1通につき1件、合計10件まで) |
アーティス(資格対策ドットコム) | |
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講座名 | AFP認定研修(技能士課程) |
教材: FP基礎~FP2級 | ・FP総論(冊子) ・学習テキスト(pdf) |
教材: AFP認定 | ・AFP認定研修課題(提案書) ・AFP認定研修テキスト(冊子とpdf) (提案書課題&作成手引き) ・提案書作成サポート動画 ・提案書ひな型フォーマット(Word) ・キャッシュフロー表ひな型フォーマット(Excel) |
提案書の提出 | WordとExcelの ひな型フォーマットに記入し Webにアップロード |
サポート | ・メール質問 (回数は無制限) |
アーティス(資格対策ドットコム)を おすすめする理由
上のように表の形にすると明確には違いが分かりづらいかも知れませんが、個人的にはアーティス(資格対策ドットコム)がおすすめです。
私自身もこのアーティス(資格対策ドットコム)の技能士課程のAFP認定研修を受けましたが、テキスト類も丁寧に説明されており無事に修了しAFP認定されました。
私は他の業務もあって1ヶ月ほどかかりましたが、集中して取り組めば1~2週間ほどで終了できたと思います。
ちゃんとサポートがあるのに低料金
研修でメインの作業となる提案書作成についてはテキストだけでなく動画での説明もあります。
質問メールも回数制限なく受講期間中であれば何度でも質問できます。
それでも低料金なのは、アーティス(資格対策ドットコム)では通信教育(eラーニング)のみを行っていて、教室の賃借料や講師の人件費などのコストが不要だからだそうです。
研修テキストが冊子版も付いてくるので楽で効率的
技能士課程の研修のメイン作業は、研修テキストを参照しながらネットで関連情報を調べながらキャッシュフロー表や提案書を作っていく作業です。
とくに研修テキストは、提案書課題、作成手引き、巻末の参考資料(早見表など)など、それぞれの記載ページを行ったり来たりして参照する必要があります。
これら全部をPCの1つのディスプレイ上に表示させながら作業していたら、画面(ウインドウ)切り替えがかなり頻繁に発生し煩雑だったと思います。
その点、アーティス(資格対策ドットコム)のAFP認定研修(技能士課程)は、研修テキストがpdfだけでなく冊子も付いてきます。
おかげで、研修テキストは手元に置いてあちこち参照しながら、PC画面上で提出ドキュメント類を作成できるので、とても楽に効率的に進めることができました。
提出ドキュメントのひな型が用意されている
提案書の提出は教育機関によって様々ですが、アーティスでは提案書本文をWordで、キャッシュフロー表はExcelで作成し、Web上にアップロードして提出することになっています。
この講座では、これらのひな型がそれぞれWord、Excelで用意されていて、埋めるだけで完成するのでとても楽です。
受講料が最安のTACの講座では提案内容は教材「提案書(提出用)」に手書きで記入するかPCで自作する必要がありますので、それに比べてもかなり効率的に進められますね。
提案書の提出はWebにアップロードして完了
受講料が最安のTACの講座では作成した提案書は(PCで自作した場合は印刷したうえで)TACに郵送で提出することになっています。
これに対してアーティス(資格対策ドットコム)では、WordやExcelで作成した提案書をWeb上にアップロードするだけで提出が完了します。
提出の手間、費用、安全性(確実性)を考えると、大きなアドバンテージですね。
購入前に教材の一部が見られるので安心
Web版学習テキストや理解度チェックテストは、誰でも公式サイトでユーザー登録無しで、その場で無料で講座デモを体験できます。
ユーザーID:demo300 パスワード:demo
また冊子教材も内容の一部を試し読みすることもできます。
雰囲気を見てみたい方は公式サイトでご確認ください。
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AFP認定研修(技能士課程)
ここからはアーティス(資格対策ドットコム)の「AFP認定研修(技能士課程)」について概要を説明します。
この講座は、冊子版学習テキストの有り/無しで2種類のコースが設定されています。
- AFP認定研修(技能士課程)(冊子版学習テキストなし)
- AFP認定研修(技能士課程)(冊子版学習テキスト付き)
講座は内容的に「FP2級テキスト」「AFP認定研修修了課題」「サポート」で構成されています。
FP2級テキスト
FP2級までの内容について確認、復習するためのテキストが用意されています。
WEB版 学習テキスト(pdf)
学習テキストはFP2級の学科試験、実技試験を意識した内容になっています。
学科試験対策では「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野別のテキストになっています。
実技試験対策では「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」の3つの試験科目別のテキストになっています。
このうち「資産設計提案業務」は日本FP協会の実技試験の科目、「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」は、きんざいの実技試験の4科目のうち毎回試験が実施される科目です。
実際の実技試験ではどれか1科目を受験するだけですので、科目別テキストから1つを選んで学習すれば良いですが、この講座では3科目とも学習することもできます。
【Web版学習テキストの例】
AFP認定研修(技能士課程)の公式サイトでは誰でもユーザー登録無しで「無料講座デモ体験」で中身を一部試し読みできます。
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冊子版 学習テキスト(冊子版学習テキスト付きを選択した場合)
冊子版の学習テキストは内容はWEB版(pdf)と同じですが、A5サイズで上下巻の2分冊になってますので持ち運びしやすいです。
ふだんから携帯してスキマ時間にさっと勉強するといった使い方もできますね。
ボリュームは上下巻ともA5サイズで約250ページです。
【冊子版 学習テキスト】
AFP認定研修(技能士課程)の公式サイトでは誰でもユーザー登録無しで中身を一部試し読みできます。
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FP総論(冊子)
日本FP協会が発行する冊子で、FPを目指す人が知っておくべき基本的な内容を説明しています。
- FPの意義と概要
- FPの手法と知識
- FPガイダンス
ボリュームはB5サイズで約100ページです。
【FP総論】
AFP認定研修修了課題
AFP認定研修(技能士課程)の講座は、「提案書の作成」の課題に合格することで修了できます。
それを達成するための教材や解説です。
AFP認定研修課題(提案書)
顧客の情報と相談内容が示され、それらを元にFPとして「提案書」と「キャッシュフロー表」の2つを作成する課題です。
60点以上で合格ですが、60点に満たない場合は作成し直して再提出することになります。
AFP認定研修テキスト
提案書作成の具体的な内容を書いたテキストです。
顧客の状況や要件、提案書を作っていくうえでの考え方や道筋、参考データなどが記載されています。
AFP認定研修テキストは約60ページの冊子ですが、Web上でも同じものがpdfで参照できます。
動画でわかる提案書課題
提案書の作成をサポートするための全8タイトルで約40分の動画です。
提案書を作成する上でつまづきやすいポイントが説明されていますので、作業中に困った時に助かります。
【動画の画面の例】
提案書フォーマット(Word)、キャッシュフロー表フォーマット(Excel)
提案書の提出は、提案書本文をWordで、キャッシュフロー表はExcelで作成し、Web上にアップロードして提出することになっています。
この講座では、これらのひな型がそれぞれWord、Excelで用意されていて、ダウンロードして使用します。
サポート
サポートとしては質問メール受付サービスが用意されています。
質問メール受付サービス
提案書の作成を進めるうえで分からない点が発生したら、回数制限無しの質問メール受付サービスで対応してくれます。
詳細は公式サイトでご確認ください。
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AFP認定研修 技能士課程の おすすめ:まとめ
AFPの認定を受けるには日本FP協会が認定した研修を修了することが必須です。
そして、すでにFP2級やFP1級を取得していれば「技能士課程」のAFP認定研修を受けることになります。
AFP認定研修「技能士課程」を提供している教育機関は10社ありますが比較した結果、受講料が手ごろで内容が充実しているアーティス(資格対策ドットコム)が おすすめです。
公式サイトで教材の内容の一部を見ることもできますので、雰囲気を見てみたい方は公式サイトでご確認ください。
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