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定年後の再雇用でボーナスはどうなる? 大幅減額、もらえない場合も

定年後の再雇用でボーナスはどうなる? 大幅減額、もらえない場合も お金の基礎知識

再雇用で働くことになったら、ボーナスはどれぐらいもらえると思いますか?

  • 再雇用ではボーナスはもらえないんじゃないの?
  • 再雇用のボーナスって、とっても少ないのでは?

再雇用でボーナスはどうなるのか、はたしてもらえるのか、心配ですよね。

結論を言いますと、もともとボーナスは法律で決められたものではなく会社の義務ではないので、会社毎の就業規則や再雇用の雇用契約で決まります。

この記事では、再雇用のボーナスについて質問の多い内容や、世間一般のボーナス水準を紹介します。

この記事を読むことで

  • 定年退職前後の正社員と再雇用の境目の査定期間とボーナスの関係が分かる
  • 世間のボーナス水準が分かる

再雇用後のボーナスについて一般的な扱いを知ることができます。

ただし、世間一般の状況は分かっても気になるのは自分の会社がどうなのかということ

まずは自分の勤め先の会社の再雇用制度を確認してみましょう。

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定年後 再雇用のボーナスで質問が多い3点とは

定年後の再雇用のボーナスで悩む男性サラリーマン

再雇用のボーナスで質問する人が多い内容は次の3点です。

  • 再雇用でボーナスは支給される?
  • ボーナス査定期間の後に定年退職したらボーナスはもらえる?
  • ボーナス査定期間の途中で定年退職したらボーナスはもらえる?

以下、順に説明します。

再雇用でボーナスは支給される?

そもそも再雇用で働く際の給与体系にボーナス(賞与)は入っているのでしょうか?

上にも書きましたように、これはそれぞれの会社の規定によりますので支給される会社もあれば支給されない会社もあります。

実際には支給されない会社が多いようです。

あなたの会社の就業規則で再雇用の給与体系について確認してみてください。

ただ再雇用になると残業が無しになることも多く残業代が無くなりますので、毎月の給料は正社員時代から大きく下がった固定給のみになります。

さらにボーナスも支給されないとなると従業員のモチベーションにも影響してきます。

そこで独自ルールを設けて工夫をしている会社もあります。

例えば契約時に定めた月収からボーナスを捻出しているなどです。

そういった会社の例として、契約で決めた月収を12倍した額(=年収)を14回に分けて支給する会社があります。

12回は毎月の給料として、残り2回は正社員のボーナス時期と同じ時期に支給するのです。

さらには、従業員のやる気を引き出すためにこのボーナス時にもらう給料に個人ごとの査定を加味して金額を増減させる会社もあります。

ボーナス査定期間の後に定年退職したら

定年退職の前、正社員の時代の最後のボーナス査定期間については、その対象のボーナス支給日が定年後になる場合が多いです。

会社の就業規則ではボーナスの支給は、ボーナスの支給日に在籍していることを条件にしていることが多いです。

ですから再雇用になったら、つまり正社員でなくなったら厳密には支給されない可能性もあります。

しかし現実には多くの会社でちゃんと支給されているようです。

ボーナス査定期間の途中で定年退職したら

定年の時期の規定も社員の誕生月、年度末(3月末)など会社によってそれぞれです。

同じ会社でも一般社員と役職者で異なるルールを定めていることもあります。

とくに誕生月で定年を決めている場合は、正社員でボーナス査定期間の途中で定年退職となるケースも当然起こりえます。

これは上のボーナス査定期間の後に定年退職したケースと違って、査定自体が終わってませんのでボーナス金額も通常通りには決められない状況です。

これも会社が決めている規定によって決まります。

例えば多くの会社ではボーナスの基となる金額を年間で報酬月額○ヶ月分などと決めています。

その金額を基に査定期間中の在籍した月数の割合に応じて支給している会社もあります。

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定年後 再雇用のボーナス 世間一般の水準を調べました

支給明細書

ここで参考として厚生労働省の賃金構造基本統計調査から“年間賞与その他特別給与額”の40代以降のデータを掲載しておきます。

60歳を過ぎるとボーナスの金額が減っていく傾向が分かると思います。

男女計

年代ボーナス金額
40~44歳100.6万円
45~49歳106.9万円
50~54歳117.2万円
55~59歳114.7万円
60~64歳66.1万円
65~69歳36.0万円
70歳~25.2万円

男性

年代ボーナス金額
40~44歳115.3万円
45~49歳125.0万円
50~54歳139.3万円
55~59歳137.0万円
60~64歳74.9万円
65~69歳38.0万円
70歳~23.8万円

女性

年代ボーナス金額
40~44歳71.7万円
45~49歳72.2万円
50~54歳74.8万円
55~59歳71.8万円
60~64歳46.0万円
65~69歳31.0万円
70歳~28.7万円

出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat)
    令和3年賃金構造基本統計調査(2022年6月30日)

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定年後 再雇用のボーナス:まとめ

雇用契約書

記事の冒頭にも書きましたように、ボーナス(賞与)は法律で規定されているものではなく、よって正社員も含めて会社にはボーナスを支払う義務はありません。

すべては会社ごとの就業規則や雇用契約によります。

したがって、おおよその傾向はこの記事で説明した通りですが、あなたが再雇用になったときの実際のボーナスについては勤務先の会社の規定によります。

自分が定年後に再雇用になるとしたらボーナスはどうなるのか、給与収入の中でも大きな割合を占めるボーナスの金額はライフプランにも影響します。

一度、あなたの会社の就業規則や再雇用の雇用契約の内容を確認してみることをお薦めします。

なおライフプランを立てる際は、他の収入や支出といっしょにシミュレーションを行うことになりますので金額はできるだけ早く把握しておきましょう。

⇒ ライフプラン考えるなら将来の収入を漏れなく入れるべし!主な項目をピックアップ

     

なお定年後の再雇用の給与については下の記事で調べています。

⇒ 定年後の再雇用で給与はどれぐらい下がる? 平均を調べてみました

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⇒ ファイナンシャルプランナー資格が自分のためにも役立つ9つのシーン!何級まで取ればいい?

 

    

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