ライフプランは表でシミュレーションして考えよう!

ライフプラン

家族や自分の今後のお金を考えるライフプランの考え方や作り方を説明します。

今の収入やお金の使い方のままで将来は大丈夫なのだろうか?

貯金はどれぐらい必要?

将来のお金がなんとなく不安な方はご一読ください。

ライフプランとは?

ライフプランとは家族世帯であれば家族の、独身世帯であればご自分の「現在から将来にわたるお金の計画」です。

現在は働いていて収入があるかもしれませんが歳をとれば引退も考えられます。

歳をとっても一定の生活費は必要でしょうし、子どもがいれば教育費なども考えなくてはなりません。

ライフプランは自分や家族の年齢の経過に伴って必要になるであろうお金や収入を予測して、問題なく過ごしていけるようお金の計画を考えることです。

具体的には「すでに持ってるお金」と「これから入る見込みのお金」で「これから必要なお金」を賄うことができるよう計画を立てることです。

ライフプランは例外なく誰もが計画して損はない、というよりも必ず考えておきたいものです。

ライフプランとは現在から将来にわたるお金の計画

自分や家族の年齢の経過に伴って必要になるであろうお金や収入を予測して、問題なく過ごしていけるようお金の計画を考えること

  • 現在は収入があっても歳をとれば引退し収入激減も
  • しかし一定の生活費やライフイベントで今後もお金は必要

すでに持ってるお金+これから入る見込みのお金-これから必要なお金 ≧0 を目指す

 ライフプランは誰もが必ず考えておきたいもの

すでに持ってるお金

貯蓄(現金、預貯金)がこれにあたります。

なお他にも住宅や株券など資産価値のあるものを所有していることもあると思います。

しかしこれらは換金して現金化しない限りは(今後のお金の過不足を考える)ライフプランには影響してきませんので、ここでは対象から外します。

これから入る見込みのお金

会社員であれば毎月の給料や賞与など、自営業であれば毎月の売上から得られる収入の今後の見込み額です。

すでに何らかの年金を受け取っている人は年金額も含めます。

そして将来受け取るであろう公的年金、私的年金も「これから入る見込みのお金」に含めます。

これから必要なお金

老後まで含めて今後必要となるであろう費用です。

まず食費、光熱費など一定の生活費が考えられます。

それ以外に特別にお金を使うことがあります。

あるいは一時的に大きなお金が入る、ある時期から収入が減るといったこともあります。

病気やケガで急に多くのお金が必要となることも、もちろんあります。

病気やケガは必要な金額や時期をあらかじめ想定することは難しいので、日ごろからある程度の貯蓄をしておくか、保険に加入することで対処します。

逆に事前に必要な金額や時期を予測できるものもあります。

事前に予測できるものを「ライフイベント」としてライフプランを考える際にも金額や時期を反映させます。

ライフイベントの例としては、自分や子どもの結婚、自動車や住宅の購入、子どもの教育、自分や家族の退職などです。

ライフプランに含めるお金

すでに持ってるお金

  • 貯蓄(現金、預貯金)

これから入る見込みのお金

  • 毎月の給料や賞与(会社員)
  • 売上から得られる収入(自営業)
  • 公的年金、私的年金

これから必要なお金

  • 通常の生活費(食費、光熱費、住宅費など)
  • ライフイベントに伴う費用
    • 自分や子どもの結婚
    • 自動車や住宅の購入
    • 子どもの教育(入学金、授業料、塾費用など)
    • 自分や家族の退職(退職金、収入減少など)
    • その他

ライフプランの作り方

キャッシュフロー表の作成

ライフプランを作るというのは具体的には、ここに述べるようなキャッシュフロー表を、将来も破綻しないプランで完成させることを意味します。

キャッシュフロー表は現在から将来にわたって家のお金の状況を表の形式にまとめたものです。

この表に実態に即した金額や想定する金額を記入していくことで今後のお金の状況を俯瞰することができるようになります。

そして問題点や改善点を発見しやすくなります。

事前に準備するもの

キャッシュフロー表には収入と支出の金額を記入していきますので、それを確認できるものを事前に準備しておきます。

例えば次のようなものです。

  • 源泉徴収票(会社員の場合)
  • 確定申告書(自営業者、個人事業主などの場合)
  • 年金の予測
  • 貯蓄の額が分かるもの(預金通帳など)
  • 支払っている保険料が分かるもの(保険証書など)
  • ライフイベントで想定している金額(住宅購入費用、退職金、教育費、老後資金など

人によってはこの他にもあると思います。

ライフプランに影響しそうなものは金額を確認しておきます。

なお金額は、とくに予測や想定の金額は厳密である必要はありません。

そもそも将来の予測はどんなに詳細に分析してもズレるものですから、分からないものは大雑把な仮の金額を想定しておいてください。

事前準備に時間をかけるよりもキャッシュフローの作成やチェック、対策の検討に時間をかけるようにします。

キャッシュフロー表の作成

キャッシュフロー表の縦軸は、一般的には上から家族構成、ライフイベント、収入、支出、貯蓄を記載していきます。

これらを1年ごとに横軸方向に伸ばしてきます。

  • 縦軸: 家族構成、ライフイベント、収入、支出、貯蓄など
  • 横軸: 縦軸の項目を1年ごとに横に伸ばしていく

 縦軸、横軸に合わせて各マスに金額を記入していく

キャッシュフロー表はexcelなどで自作しても構いませんし日本FP協会などのホームページからフォーマットダウンロードすることもできます。

一例を下に載せておきます。

キャッシュフロー表の例

上のキャッシュフロー表は大まかな構成を示すための一例です。書きやすいようにアレンジして構いません。

なおキャッシュフロー表に記入するにあたっては次のことに注意します。

  • 実際の過不足を判断するため、収入は可処分所得で記入
       可処分所得=年収-(社会保険料+所得税+住民税)
  • 年々増加または減少していく収入や支出は変動率を想定して記入
       例:物価上昇を考慮し基本生活費は毎年2%ずつ増やす
  • 資金計画を組み込む場合は複利運用を考慮した係数を活用(詳細は下)

何年か後を見据えた資金計画を組み込む場合は

ライフプランを作っていると、何年か後を見据えた資金計画を組み込む必要がでてくることがあります。

例えば結婚資金やお子さんの教育資金を貯める際には、○年後に○○○万円が貯まっているには毎年いくらずつ貯金すればよいのか計算しなければいけません。

また退職金が入った際には、これを○○年で使い切るとすると毎年いくらずつ使えるのか計算しなければいけません。

単純に金額を年数で割ってもおおよその見当はつくかも知れません。

しかし貯めている途中や使っている途中には、実際には金融機関に入っているお金には運用益(利息など)が付きます。

これも含めてより正確な金額を出すにはファイナンシャルプランニングで使う6つの係数のどれかを使います。

6つの係数については下の記事で説明していますのでご確認ください。

⇒ 6つの係数をライフプランに活かそう!資金計画をより正確に

作成したキャッシュフロー表でチェックする大事なポイント

キャッシュフロー表を作成すると毎年の収支のバランスをはじめ、いろいろなことが見えてきます。

しかし最も大事なポイントは下の2点です。

  • 将来にわたって生活を維持できるか
  • 必要なときに必要なお金を用意できるか

将来にわたって生活を維持できるか

ライフイベントの影響で年によっては収入よりも支出が多い年もあるかもしれません。

しかし年金以外の収入がほぼ無くなる老後を迎えるまではあまり貯金を取り崩すことなく生活できる見込みであることが望ましいです。

必要なときに必要なお金を用意できるか

キャッシュフロー表にはライフイベントを記入したと思います。

このイベントが起こるまでに必要なお金を用意できるかも大事なポイントになります。

子どもが学齢期の間は教育費を準備しておく必要がありますし、自分が老後を迎えるまでには老後資金をためておきたいです。

金額が大きい3大必要資金(住宅購入資金、教育資金、老後資金)のほかにも、想定した時期にある程度まとまったお金が必要となるイベントがあるでしょう。

自分や子どもの結婚資金、出産費用、自動車の買い替え、七五三などお祝い事、海外旅行などがありますし、人によっては独立開業資金も必要となります。

これらが自分の想定した時期に想定した金額を用意できそうかチェックします。

キャッシュフロー表でチェックする大事なポイント

  • 将来にわたって生活を維持できるか
     現役時代、老後
  • 必要なときに必要なお金を用意できるか
     教育費、結婚/出産、海外旅行、お祝い事、住宅購入、老後資金、etc.

お金が不足する場合の対策

作成したキャッシュフロー表を上で述べた観点でチェックして必要な時期に必要なお金を用意できるメドが立つのであれば問題ありません。

しかし多くの場合はそうではないと思いますので、キャッシュフロー表を見直します。

具体的には削れる出費は削り、場合によっては収入を増やす手段も検討します。

これらをキャッシュフロー表に反映して修正します。

それでも不足する場合内はさらに対策を考えて、またキャッシュフロー表を修正します。

対策の例

  • 削れる出費は削る
  • 収入を増やす手段を検討
  • 貯蓄の計画
  • 保険の活用(学資保険、個人年金など)

将来にわたってお金のメドが立った時点でキャッシュフロー表の修正は終わり、現時点でのライフプランの完成となります。

今後もキャッシュフロー表を見直していく

PDCAを回す

今回作ったライフプランは、あくまでも現時点のライフプランです。

これから生活していくうちに予測と現実が違ってきて少しずつライフプランから外れてくると思います。

今後も何かのライフイベントを行うたびに、あるいは定期的に、キャッシュフロー表を見直してライフプランを更新していく必要があります。

予測と実績のギャップの原因を分析したり、年を経て予測値が順に実測値に置き換わっていきますので、更新するたびにライフプランの精度が上がっていきます。

まとめ

将来にわたってお金に困らない生活

おおざっぱではありますがキャッシュフロー表を作成、修正してライフプランを作り上げることの重要性を理解いただけたと思います。

もちろんライフプランを作っただけでは“絵にかいた餅”です。

キャッシュフロー表を修正する過程で考えた対策をちゃんと実行して初めてライフプランが意味を持つものになります。

そして何かのライフイベントを行うたびに、あるいは定期的に、キャッシュフロー表を見直してライフプランを更新していくことも忘れないでください。

ライフプランを作っただけでは“絵にかいた餅

  • キャッシュフロー表を修正する過程で考えた対策をちゃんと実行
  • 今後も更新を続けて精度を上げていく

⇒ 将来にわたってお金に困らない生活

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